
2019年6月、ATOMicaオープンと同時に入会してくださった、Webマーケターの岡園さん。気さくにお話してくれる人柄が魅力的で、スタッフもとても仲良くさせていただいています。
今回は、なぜ独立したのか、具体的にどんなお仕事をされてるのか。私たちもあまり知らなかったことまで詳しくお話をお伺いしました!
お客様の素晴らしいサービスを広めたい。ずっと変わらない「人の行動を私が変える」強い想い。
ーーこれまでの経歴を教えてください。
大学入学当初は英語の教員になりたいと思っていました。理由は、決して公務員になりたかったからわけではなくて(笑)教え方次第で、生徒の人生が変わること、その影響力の大きさに魅力を感じていました。これまでに出会った恩師の影響も大きいと思います。教員になって、生徒の可能性を広げられる人になりたいなと。
一方でメディア系への興味もありました。もともとテレビっ子だったので、マスコミ系など、自分の言葉や表現で人の行動や考えを変える可能性に魅力を感じていて。
ーー教員を目指していた理由と同じ共通項を感じますね。
就職先の土地のこだわりは特にありませんでした。宮崎でも東京でも、自分の考え方と企業理念が合致する企業に就職したいと思っていて、最終的には宮崎の企業に入社しました。
ーーどんな会社に就職したのですか?
運用型デジタル広告オペレーション事業を行っている会社です。『運用型広告』というものを知って、面白そう!と思いました。日本や世界中の人に自分が作った広告を表示することができて、それがきっかけで商品が売れる。「世の中の人の行動を変えられるってどんな感じなんだろう」と興味が湧きました。
最初はフィーチャーフォン(ガラケー)の専属部署にいて、キャリアごとに配信を分けながら運用していて、ほんの8年前の話だけど、その時は今と全然ちがう運用設定スタイルでした。業界の変化の速さを改めて感じますね。
多くのお客様の広告を運用していく中で、もっと直接お客様の声を聞いてお仕事をしてみたいなと考えるようになったんです。営業担当と広告運用担当で役割がわかれていたので、広告の運用とレポーティングまでが私の仕事でした。運用実績は数値で表れるので目標を達成するとうれしかったんですけど、本当に喜んでもらえているのかが実感しづらくて。オペレーション業務に特化するよりも現場に出ていくほうが向いているのかなぁと感じ、退社を決断しました。
そして退職したタイミングで、ECサイトの構築や運用支援をしていたアラタナ(※)の方に声をかけてもらい、転職することに。運よく拾っていただきました(笑)
※現在はZOZOグループに吸収合併
ーーアラタナではどうでした?
それまでは“広告だけ”をやっていましたが、全体を俯瞰して見られるようになりました。ECサイト集客のコンサルティングを任せてもらうようになり、さらに『広告運用チーム』の発足メンバーとして携わらせてもらったり。営業にもチャレンジさせていただきました。初めて直接お客様と話したときの緊張はいまでも覚えています。
ーーなぜ独立にいたったのでしょうか?
アラタナには5年くらいいたのかな。実は、決して独立したいって思って退職したんじゃないんです。アラタナがZOZOグループにジョインし、変化していく中で「私って何やりたいんだろう」と考えるきっかけをいただいて。いろんな人やモノを繋げていく橋渡しをもっとできるようになりたいって思ったんです。加えて、守ってもらっていた屋根(アラタナ)を取っ払った時に、自分は何ができるんだろう、それを試してみたい!と思ったのが、退職のきっかけです。
ーー独立の準備はしていたのでしょうか?
アラタナが副業OKだったので、退社する前から、個人的に受けているお仕事がありました。開業届けはそのタイミングで出していたんです。会社をやめても、何ヶ月かはなんとか生きていけそうかなという見込みもあったので、いったん会社をやめてみました。
ーーすごい。それで決断できる人あまりいないかもしれない…!
実家も近いので、最悪無一文になったら、逃げ込もうかな、帰っちゃおうかなくらいの気持ちでしたよ!(泣笑)ちなみに、今も就職って選択肢はあります。どうやって生きていこうかなって模索してる感じです。今は、正解がない中で「こうなったらおもしろそうだな」とか、本能的に動いてる感じですね。
何屋さん?単に「Webマーケの人」ではない(笑)
ーー今の仕事内容は?
Webサイトの目標達成に向けた集客支援のお手伝いをしています。例えばECサイトで売上をつくりたいお客様がいらっしゃったとして、現在の訪問数はどうなのか、サービスの魅力をサイト内で伝えられるかなどの課題を因数分解して、次のアクションを優先順位をつけて決めていきます。Web広告の運用支援は私が担当し、ほかの会社さんとタッグを組んで支援する形が多いです。
アラタナにいた頃と仕事のベースは変わっていませんが、いろいろな縛りがなくなった分、担える幅は広がっています。広告の結果だけをみるのではなく全体の動きをみることができるので、お客様との目線合わせもしやすいです。
ーー新しいお仕事はどうやって受注しているんでしょうか?
紹介が多いですね。あとは、以前お仕事した方から再度お声掛けしていただいたり。
ーー自分から営業しなくても話が来るって、一番素晴らしいパターンじゃないですか!
そうですね、本当にありがたい話です。私は個人事業主で働いてますが、今の取引先とは「チーム」で働いている感じが強く、ある意味、社員のようにスクラム組ませてもらっています。
あとは、私が頂いたお仕事であっても再提案をすることもあって。「これ、私に〇〇を依頼するより、先に〇〇の分野を強化した方ができることが増えると思うので、ご紹介しますね。」なんてことも。
顧客様の要望をヒアリングして深堀すると「あ、今は私の出番じゃないな」となるんです。そこで無理にお仕事をもらっても役に立てることが少ないと思うので、思い切って他に振っています。
ーーめっちゃいい人(笑)
軸として「お客さんの素晴らしいサービスをどう広げていくか」をモットーにやっているので。そうなると「私じゃないっす」って言えるんです。ガツガツした経営者気質ではないかもね(笑)でも、それでもいいと、やりがいや幸せを感じています。
ーー単なるWebマーケの人じゃないって感じですね。
うー、どうなんですかね?もっと顧客目線で考えて売上にコミットできるようになりたいって常に考えてます。
ーー今お話聞いてて「何屋さんなんだろう」って思ってきました。(笑)
私も何屋さんだろうって思ってます(笑)“マーケティング”やっていることには変わりないんだけど、個人で働くようになってからは、より柔軟に対応できるようになったと思います。
個人事業主だからこそコワーキングスペースで刺激をもらう
ーー個人で働く今、楽しいところ、大変なところを教えてください。
一番うれしいのは、お客様と設定した目標を達成して、「よっしゃ!」と一緒に喜んでるときです。目標をクリアしたあとも、またそれを超える目標を立てていくので、ずっとお客様と一緒に走り続けられるところが楽しくて。
大変なところは、自分がやりたいことの選択肢が広がった分、どこまで私が担うのか取捨選択していくところですね。
ーー働く曜日や時間は決めていますか?
己を律するために、土日は極力働かないって決めてます。平日も体調悪い時は次の日に長く働くこともできるので、バランスを取りながら。月初めに「今月これをやろう、今週これをやろう」と、細かくスケジューリングするようにしています。
ーーATOMicaに来る日も決めてますよね?
そうですね、基本的には決めてます!
ーーATOMicaに来たきっかけや入居を決めた理由を教えてください。
独立するタイミングで、生活と仕事のメリハリをつけないとダメだなと思い、コワーキングスペースを探していました。仕事に集中できる環境を確保するためにコワーキングスペースを利用する方が多いかなって思うんですけど、加えて私の場合、いろんな人に出会えるかなと思ってATOMicaに決めました。
あと、ATOMicaのオープンが私の独立と同じくらいのスタートだったことにもご縁を感じました!立地がいいのは助かっています。一緒にお仕事させていただいている企業もこの辺りが多くて。ATOMicaの会議室も打ち合わせで使わせてもらってます。
ーーATOMicaに期待することはありますか?
ATOMica会員のみなさんとプロジェクトを走らせてみたいですね。いろんな職種の人とワイワイしながら、澤井さんとも個人ならではの悩みのお話したりとか。
そう!澤井夫妻とはここで出会ったことをきっかけに、クライミングに連れて行っていただいたり、飲みに行ったり…遊んでもらってます♪
ーー澤井さんとは一緒にイベントも開催しましたね。
自分が主催でイベントを開催することはないので、ATOMicaに来てなかったら登壇もしてなかったかも。いい経験になってます。
2019年は多拠点生活にも挑戦!

ーー昨年チャレンジした多拠点生活についてお伺いしたいです。
独立後、やっぱり1人で仕事するって寂しいなと感じていて。「私みたいな境遇の人が、いろんな場所にいるんじゃないか」と。いるとしたら会ってみたいなと考えていました。
そんな話を知人にしたところ『実際に会いに行ってみたらおもしろいんじゃない?』と言ってくれたので、なぜか即答で「はい、行きます!」と言ってる自分がいました(笑)行き先は、知人の紹介と【 SMOUT(スマウト)】を使って探しました。
ーー…行動力、すごくないですか?
一人旅、初めてでしたけどね。いろんな方に助けていただいて何とかなりました!(笑)多拠点生活はめちゃめちゃ楽しかったし、もう一度行きたいです!

ーー次はどのくらいの期間で行きたいですか?
1箇所1ヶ月。前回も、もし1ヶ月居れたら…さらに新しい出会いが生まれていたなーと。短い滞在でも、みなさんのおかげでいろんな方と繋がることができたし、お仕事をさせてもらう機会もいただけたけど、もう少し情報をインプットさせてもらって「こんなことしたいですね!」ともっと深い話ができたかもしれない。それが仕事につながれば幸いだし、逆に“新しい第二の拠点”みたいに、働きながら家族のように迎えてもらえたら、、なんて。
ーー今行きたいところありますか?
県内だったら椎葉村に行きたいですね。「きっかけがあれば光る原石」が日本にはたくさん転がってると思っていて。偶然の出会いをきっかけに、少しでも一緒に磨くお手伝いができたらうれしいです。
いろんなことに挑戦して、お手伝いできる幅を広げたい。
ーー今後の目標について教えてください。あ!株式会社にする予定はありますか?
タイミングがあればするかもしれないし、明日にはどこかの会社に入っているかもしれないし(笑)個人事業主という今の働き方にこだわりはありません。
目標は…もっと自分の武器(スキル)を増やしたいです。武器が増えたら、お客様に提案できる幅をもっと広げられると思うんです。それぞれリソースに限界があると思うので、その中でまずできる選択肢を増やしてあげたいと考えてます。
例えば、今はSNSを運用する時代だけど、業務に追われる中で時間を割けない会社もあるんです。そんな時も“じゃあ何ができるのか”という話を、ちゃんと話せる人でいたいですね。「こういうのやったらいいですよ!」という、ただマニュアルを押しつけるコンサルタントにはなりたくなくて。
マーケティングって永遠に進化していくと思うから、いかにフレームワークや情報を自分の中で消化して、ノウハウをお客様に伝えられるかっていうのはずっと追求し続けていかないと。伸び代しかないと思います!
個人になってから、1人だけの力じゃ何もできないなってことを改めて痛感しています。これからもクライアントや仲間と肩を組んで、一緒に取り組んでいきたいです。
ーープライベートの目標は?
体脂肪を落としたい。ずっと言ってますね。(笑)
ーーこちらの記事を読んでくださっている皆さんにお知らせがあります(笑)なんと、岡園さんはATOMicaがある8階まで階段を登っていらっしゃるんです!!
自家用車での移動が多いので、少しでも身体を動かしたい一心です!万が一の時に動ける身体でいたいんです。人生どうなるかわからないけど、不測の事態に全力で走れる人になりたい!
ーーかっこいい。多拠点生活も体力が必要そうですね。
多拠点生活もそうだし、やっぱり身体が資本。個人事業主なので、代わりは誰もいないことを考えると、身体のメンテナンスというか、自分自身と向き合う時間は大切なんだということをこの1年で実感しています。コロナで行けてなかったジム通いも、最近復活しました。
1人で自由に動けるうちにいろんなことに挑戦したいですね。人生はいつ何が起こるかわからないから。
ーー岡園さんは、ブレない芯があるから、率先して行動してるというよりは、それにしたがって動いてるように見えます。
確かに、学生時代も今も、「自分きっかけで人の行動や気持ちが変わる」ことに喜びを感じることは変わっていません。これからも、出会いに感謝をしながら、人とひと、人とサービスを繋いでいきたいです。
ーーありがとうございました!
インタビュー・文・写真
ATOMica 黒木佑貴乃
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ATOMica Interview-vol.1【株式会社グッドエレファント】代表取締役 村岡 雄史氏
村岡 雄史氏【株式会社グッドエレファント 代表取締役】
1982年生まれ。都城出身。プライベートでは5歳、3歳、1歳の3児の父。グッドエレファントを立ち上げて4年。笑顔で、今が一番忙しいと語ってくれた村岡さん。現在に至るまでの経緯や、経営していく中で大切にしてること、本事務所を構えつつも、社員全員でATOMicaを利用してくださる理由など、たくさんのお話をお伺いすることができました。
良い映像、作ってます。
現在は動画広告をメインに制作しています。もちろんWEBの制作も行っていますが、時代の流れ的にも動画の依頼が多いです。
会社名の由来についてお話すると、会社を立ち上げることが決まった当時、息子が象が好きだったんです。それで「エレファント」を入れようかなと考えたのがきっかけ。エレファントに合う言葉を探していって落ち着いたのが「グッドエレファント」でした。この名前、意味わかりますか?『グッドエレファント→良い象→良い映像』っと、きちんと意味も持たせてあります(笑)
この会社は、もともと自分が勤めていた会社で、とあるきっかけで2015年に買い取らせて頂き、代表を務めることになりました。でも、その当時の経営状況は決して良いと言えるものではなく…実は、会社の通帳に2,000円しか残っていないことすらありました。しかも、次の日は社員の給料支払日!その時は早めに策を打っていたこともあり、なんとか乗り越えられましたが…。今だからこそ「すごいなぁ」と笑いながら振り返ることができますけど、そんな時期もあったんです。
強みは「前のめり!」
(イベント登壇する村岡さん) ありがたいことに、今は多くのお仕事を頂く機会に恵まれています。会社の成長のため、新しいことに挑戦するために今年は採用もガンガン進めていて、年内には5人ほどメンバーが増える予定です。でも、ただ単に「人数を増やしたい」と思っているわけではなく“何ができるか”をベースに考えています。
自社の強みは『前のめり!』な姿勢ですね。社内でもそれを文化としてプッシュしています。「一年前と同じことをするな」と、ずっと言い聞かせていますし、みんなそれをしっかり理解してくれていて。毎年同じことをやり続けるのは、一切成長していない証。それに“安定”って特に我々の世界ではないものだと思っています。
今の時代って、絶対チャンスじゃないですか。上がる波に乗るだけでいい。でも、それを難しいと捉えるのか、チャンスと捉えるのかっていう視点が大事だと思うんです。人間には解釈グセがあるので、それを直す意味も込めて社員には研修を受けてもらっています。
マイナスの感情をモチベーションに変えて。
(現在、ローカルビジネス集客講座の講師を担当) 以前勤めていた会社で、チーム内で意見の食い違いが起きたんです。行き詰まっていた時、自分の考え方を変えてくれたのが会社が用意してくれた研修でした。研修の中で「自分を理解してもらいたい時は、まずは人を理解しよう」と言われたんです。この言葉がすごく刺さりました。確かに当時の僕は、周りに対して「お前ら理解しろ!」くらいに思っていたなと、その研修を受けて気づいたんです。思考が変わったことで仕事のやり方も変わり、結果的に当時の仕事も順調に進むようになりました。その体験があったので、将来自分の会社を持った時にも社員には研修を受けさせたいとずっと思っていていました。そして今年からやっとその思いを実現。研修にもかなり力を入れられるようになりました。
社員だけではなく僕自身も様々な勉強会に参加していて、新しいことを学ぶたびに自身の成長を感じています。そして、県外に出張した際は空いた時間で映画館に行くことも多いです。都会の映画館は規模が大きく迫力があるので新しい気づきを得られます。あとは音楽ライブの予定に合わせて出張スケジュールを組むこともあります。最近のライブってかなりハイレベルな映像技術が使われているんですよ。すごくいいものを見たときは、猛烈に嫉妬します。「なんで自分にはこれができないんだ!」って。とてもいい刺激になって、もっとがんばろうという気持ちが湧き上がってきます。
もっと自由に働けるために。
(グッドエレファントの社員) 働き方を変えたい、ということはずっと前から考えていました。僕らの仕事って会社に来るかどうかは実際のところ関係なくて、パソコンとネット環境があれば問題なく業務をこなせてしまうんです。確かに、社員間のコミュニケーションは取らないといけないけど、同じ場所にいなくてもそれができたら、通勤の時間は減るし、例えば台風の時に来ないといけないリスクだって減らせる。何より働き方が楽になると、生活も楽になる。自分を含め、みんなの使える時間が増えます。
それに、どこで仕事をしていても会社として1つの仕事ができるようにならないと、今の時代強い会社にはなれないとも思っています。スタッフが増えれば、オフィスのスペースや机・椅子も確保しないといけない。でもオフィスの拡張にお金を使うのはもったいない、そもそも必要なのかな?って。そんなことより、もっと有益なことに資金を使いたかった。
そんな時にちょうどATOMicaができました。今日も、社員全員で利用させてもらいましたが、まずはATOMicaで「会社以外でも、きちんと仕事をする」ことに慣れてもらいたいと思っています。そして、会社以外でも仕事ができるようになってきたら、来年以降は今のオフィスも使えて、ATOMicaも使えて、自分の家でやってもいいよっていう状況にしていきたいです。その流れが上手く完成したら、将来、例えば「グッドエレファントでも働きたいけど東京にも行きたいみたい!」というスタッフが出てきたとしても、柔軟に対応できます。土地で縛られない働き方もできるようになればいいなって。もうね、やっぱり自由になりたくて!(笑)いろんな制限が勝手にかかってくることに対して、どうして?と、いつも思っています。
今後の流れとしては、秋口ぐらいから「月に3回ATOMicaで仕事して来なさい」から、
年内に人も増えてくる予定なので「来年からはATOMicaの個室を一つ借りて」プロジェクトごとに活動場所を分けるのもいいのかなって思っています。それが今描いてる近い未来の構想です。
今後も、グッドエレファントは様々なことにチャレンジしながら成長し続ける会社でありたいです。VR/AR映画館みたいなものもやりたいし、海外進出も視野に入れています。年齢を重ねて、振り返った時に「いい人生だったなぁ」と思えるように、これからも前のめりに突っ走って行こうと思います。
いつも優しい笑顔の村岡さん。人への接し方が柔らかく、また様々な知識もお持ちで、お会いするたびに多くのことを学ばせて頂いてます。インタビュー中も終始楽しくお話してくださる姿が印象的で、たくさんのエピソードをお伺いすることができました。村岡さん、これからもどんどん新しいことに挑戦していってください!さらなるご活躍を、ATOMicaスタッフ一同楽しみにしております。
インタビュー・文
ATOMica 黒木佑貴乃
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ATOMica Interview-vol.2【フリーランス保健師】柏田ひろみさん
柏田ひろみさん【フリーランス保健師】VIEW MORE
宮崎県出身。「フリーランス保健師」と聞いたとき、どんなイメージが浮かびますか?きっと「…どんな仕事?」と思う方が大半だと思います。
自らが‟幸せの種まき”を実践し『セルフケアを特別なものでなく、スタンダードにしたい。』と活動を続ける柏田さん。いつも笑顔で、あたたかく優しい雰囲気が漂う柏田さんの魅力に迫ってみました。きっかけは祖母。
--‟フリーランス保健師”とはどんなお仕事ですか?
保健師は「地域の看護師さん」のような役割で、各市町村や保健所、企業などで病気になる前のケアや検診、健康相談などを担当しています。学校でいうところの保健室の先生のような感じです。
私の場合、初めから保健師になりたいと思っていたわけではありません。最初は看護師になろうと思って、看護学校へ通いました。その大きなきっかけとなったのが、近所に住んでいた祖母の存在。私は祖母のことが大好きでした。祖母は身体が悪かったので、看護師の資格を取ったらなにか役に立てるんじゃないかと思ったんです。私の決めた進路について、祖母はすごく喜んでくれました。だけど看護学校に入って1年目、私が19歳の時に、祖母は自ら命を絶ったんです。とてもショックでした。
竹を割ったような性格の祖母だったので、きっと周りに迷惑をかけるのが嫌で、自分の死に方は自分で決めたかったんだと思います。あの決断は彼女にとっては正義だったのだと、今でこそ思えるようになりましたが、当時は「これからどうしよう…」と考え込んでしまいました。このまま看護師になることを想像したときに、それはなんかちがうなって。
そして、私が辿りついた答えが保健師という仕事でした。看護師として病院に勤め、病気になった人をケアするのではなく、地域に出て日常に近いところで、一人でも多くの方が、より健やかに生きて、笑って生活して死ねる、というお手伝いができたらと思ったんです。
保健師の資格を取るための学校へも通い、私は市町村で働く保健師になりました。看護師になろうと思ったのも、看護師ではなくて保健師になろうと思ったのも、きっかけは祖母だったんです。
(ワークショップ中、参加者のお子さんを抱っこする柏田さん) 祖母の死からの得たものは大きく、保健師になった私は日々モチベーション高く働いていました。若さに任せてがむしゃらに、毎日情熱を注いで仕事に取り組んでいたのです。でも、そんなある日、がんばりすぎた私は倒れてしまいました。
--え?!倒れたんですか?柏田さんが?
そうなんです(笑)仕事に没頭するあまり、自分のことはそっちのけにしていて。
--私の知っている今の柏田さんからは想像のできないお話です…
一生懸命周りの人をサポートするあまり、自分が身体を悪くしてしまうなんて、本末転倒だなと感じました。ケアする人が自分のことを大事にして、まずは自分自身のケアをしていなければ、他人をケアすることを続けられないし、質もあげることはできないってその時に気付いたんです。
(先日のフリーランス交流会では登壇して頂きました。) 自分を大事にして、自分が満ちて、それが溢れて、周りに伝わって自然に広がっていったら、ケアする人もされる人も、もっと良くなるんじゃないかと思いました。今でこそ、口グセのように「セルフケア」という言葉を使っていますが、意識をし始めたのはその頃ですね。
転勤で市町村を辞めた後、妊娠・出産を経験しました。出産や子育てを通して、お母さんたちのセルフケアもとても大事だと感じていて。子育てが少し落ち着いたら、それをテーマに活動をしたいと考えていたんです。だけど、セルフケアの仕事をしたいと思ったとき、どこを見渡してもそういう仕事はなかったんです。そして、なかったら作ればいいんだ!と、次女が二歳のときにフリーランス保健師の活動を始めました。
布ナプキンをきっかけに。
--フリーランスになって最初の仕事作りが大変だったかなと思うのですが、何から始められましたか?
私自身が布ナプキンを使ってとても癒されたことが大きくて、布ナプキンはセルフケアを伝えていくツールにとてもいいなって思っていたんです。ただ知識を与えるだけだったり、いきなり「セルフケアしましょう!」って言われても漠然としすぎていると思うんですね。でも、布ナプキンを使って、自分の体感を通して「こういうことか!」と気付いてもらった方が、伝わるのも早いんじゃないかと思いました。それで、自宅で布ナプキンを通したセルフケアのワークショップを始めたんです。
(布ナプキンの手縫いワークショップ) はじめは、一回の開催で5人くらい。それをコツコツ続けていたんです。だんだん口コミで広がって、外でワークショップをする機会を頂いたり。数年後には企業や様々なグループなどでお話をするまでになりました。小学校には現在も「みやざき布ナプ母の会」のお母さん方と一緒に年に数回お邪魔していて、子どもたちに布ナプキンという選択肢があることや、自分を大切にすることの重要性を伝えさせてもらっています。
フリーランスになって10年くらいから依頼のお仕事の割合が増えてきました。色んな体験をさせて頂きとても学びが多い一方、自分のワークショップは週末や夜の時間を使って行っていて…本当に忙しい毎日でした。フリーランスを始めたばかりの頃とは真逆ですね。頂く仕事の量が多くなったときに「あれ、私なにがしたかったんだっけ?」となってしまって。働き方、そして自分の命の使い方をよくよく考え、依頼の仕事をリセットしたのが、2019年の春でした。
それからは、これまで自分がやってきたことを整理したり、本当に自分がやりたいことについて考えたり。水面下での作業を進めていました。自分がやりたいと思っていることをちゃんと形にする努力をしようと思ったんです。それが誰かの役に立つかどうかは作ってみないとわからなかったけど、中途半端になってることをちゃんとやらないと、急な事故で自分が死んだときに「やっておけばよかった」って後悔するのは嫌だなぁって思って。
ATOMicaのことは◯◯で知りました。
--ATOMicaへいらっしゃった最初のきっかけを教えてください。
ATOMicaの存在はラジオで聞いたんですよ。夕方のラジオでDJさんが、ATOMicaの代表の方に結構深く切り込んでインタビューをされていたんですね。それを聞いて、おもしろいなぁって思いました。でもそれからすぐにATOMicaへ行ったわけではなく、一か月くらいはバタバタと過ごしていました。
--まさかのラジオからのお客様がいらっしゃってびっくりしました!
そうだったんです、ラジオがきっかけ。そしてやっと時間が取れたときにワンタイム利用で使わせて頂きました。ラジオで聞いていただけでは伝わらなかった部分が、実際に来てみてクリアになりました。こんなところなんだぁって。
--コワーキングスペースというものや、場所にお金を払うことに対して抵抗はなかったですか?
入ってみないとわからないじゃないですか?私、体感型なんです。いくら聞いたりHPを見ても、空気感とか、それが自分の感覚と合うかどうかってわからないので。一度行ってみて、体験してから考えようって思って利用させてもらいました。そして、ワンタイム利用に初めて来た日に、入会を即決。次の来館時には契約させてもらいました。
--早かったですね。不安はなかったですか?あとは決め手も教えて頂きたいです。
不安はなかったです。スタッフさんのお話の仕方もとても上手で、安心できました。決め手はいろいろあるのですが、私の場合自宅から徒歩圏内なのもよかったです。私、歩きながら頭の中を整理するのが好きなので。あとは、フリーランスになってからずっと続けてきたワークショップも、ATOMicaだとやりやすそうだなって直感で思いました。
--今や毎月恒例、大好評のイベントになりましたね。
立地がいいので、参加される方へ場所を教えやすいのも助かっています。自宅や他の場所を借りている時は、そういった細かい点も大変でした。ATOMicaは街中にあってバス停も目の前なので、アクセスしやすく参加者から好評です。あとは雰囲気もいいですし、ATOMicaでワークショップを開催するようになって、またこれまでとはちがったエリアの方が来てくれるきっかけにもなっている気がしています。
(ふんどし手縫いのワークショップにて、スタッフの鶴田と) ATOMicaに来るようになってから、時間の使い方が上手になりました。
--ATOMicaではいつもどんな仕事をしてらっしゃるのですか?
最近は、以前出版していた本をベースに電子書籍を書き上げていました。あとは、去年からオンライン講座をやっているのでワークの内容を考えたり、メルマガ配信を定期的に行っているので、原稿を作ったりしています。メール講座は無料公開中で、これから内容もバージョンアップさせていきたいと思ってます。ブログやSNSでの発信にも力を入れています。最近、オンラインショップも作りました。
--ATOMicaのお気に入りのポイントを教えてください。
環境が整っているので、ものすごく集中できます。自宅で2~3日かけて取り組むより、ATOMicaに来て1日でギュッと作業をした方が能率も上がって仕事の質も上がりました。あまりにも集中しすぎちゃうので、ATOMica内でちょこちょこ使う場所を変えてみたりして。さっきもカウンターのところで立って作業していました。
街中なので休憩がてら近くをお散歩できることもいいですね。郵便局も本局が近いので便利ですし、こないだは蜂楽饅頭を食べに行ったりもしました。所用も片付けやすいし、楽しんでいます。時間の使い方が上手くなりました。
あと、ATOMicaの魅力はスタッフさんがすごくいい。いつもすごく応援してもらってる感じがして本当に感謝しています。どのスタッフさんもスキルを持ってらっしゃるし、まだまだいろんな引き出しを持っていそうで、これから楽しみです。
--ありがとうございます!確かに面白いメンバーは揃っていますね(笑)
(陶芸家のご友人・畠田光枝さんと) --どんな方にATOMicaをオススメしたいと思いますか?
私みたいにフリーで働いている方はもちろんですが、家族での利用もオススメしたいですね。娘と一緒に来ることもありますが、私は仕事をして娘は勉強をして。家にいる時とはちがう雰囲気でお互い集中して作業できるのがいいなと思っています。
あとは、中小企業さんの利用もすごくいいと思います。私は10Daysプランの利用をさせて頂いておりますが、社員全員で時間単位で使えるプランもあるようなので。見学がてら気軽に相談されるといいかと思います。
--なんと、ATOMicaの宣伝までして頂き…!ありがとうございます。見学はいつでも気軽にお越し頂けるとうれしいです。
これからも幸せの種まきを。
--柏田さんのワークショップ、最近はコラボも増えましたね。
コラボする理由は、掛け算だから。広がりが面白くって。
--お嬢様とのコラボも素敵でした。
ありがとうございます。私は娘のことを一人の人間として尊敬しているので、彼女とコラボのワークショップができたことはとてもうれしかったです。これからは宮崎の人だけではなく、県外の人ともコラボしたくって。ウェブを繋いでゲストを呼ぼうかなとかも考えています。もうすでに何人かに打診しているんですよ。
--それはすごい!ぜひ実現させましょう!いつもの熊の間で♪
私の自慢は、私の周りの人がとっても素敵な人ばっかり!ということなんです。
--それは柏田さんが素敵な方だからです!類は友を呼ぶですよ。
いやいや私は沢山周りの方に助けて頂いていて。素晴らしい方々と繋がらせて頂いてることがうれしいんです。そういう方たちをATOMicaに連れてきてコラボイベントやりたいなって思っています。
(いつも笑顔がいっぱいの柏田さんのワークショップ) 私は、私が生きていることを通して「ひとりがひとつ持っている身体、その声に耳を傾け、それぞれが自分自身と仲良く生きていく、そしてその方の本質を使って、世の中をより素敵なところにしていく」ことのお手伝いができれば幸せだなぁと思っています。
セルフケアを特別なものでなく、もっと当たり前の世の中にしたくって。ノコギリを砥がずに木を切るよりも、ノコギリを研いで木を切ると、綺麗に早く切れるし、何より気持ち良くて楽しい。そして自分をケアして自分と繋がることによって、周りの人ともあたたかく深く繋がることができる、そう信じています。
今の仕事が好きだからつい働きすぎちゃうんです。大変な時もあるけど、でもね、やっぱり楽しい。自分が描いたものを形にしていくっていうことがこんなに面白いんだって思って。これまでいろんなことを経験してきて、バランスが大事ということはわかっているので、もっともっと軽やかに笑いながら日々の仕事に取り組んでいきたいなと思っています。
娘たちにはいつまでも人生に希望を持ってもらいたい。そのためにも、私自身が活き活き楽しく、幸せに生きてる姿を見せてきたいです。
--これからも、スタッフ一同応援しています。ありがとうございました。
インタビュー・文・写真
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ATOMica 黒木佑貴乃 -
ATOMica Interview-vol.3【クライマー夫婦】澤井友洋さん・友恵さん
クライミングという共通の趣味を持つ澤井夫妻は、4年前に東京から宮崎へ移住を決断。
その大きな理由となったのも“岩”だったそう。
側から見るお二人は、スイスイと波乗りをするように今を楽しみながら生きていて、いつも仲睦まじい姿にスタッフも癒されています。
今回は普段のお仕事について、そして大切な趣味やお二人の絆に迫ってみました。
ーー今日は、初めての夫婦インタビューです。どうぞよろしくお願いします。
澤井友洋さん(以下、洋)澤井友恵さん(以下、恵) はい、よろしくお願いします。
ーーまずはお二人の経歴を教えてください。では、友恵さんお願いします。
恵 現在はWebエンジニアの仕事をしています。東京にいた頃はSIer(エスアイアー)の会社で、SE(システムエンジニア)の仕事をしていました。
当時はどちらかというとプロジェクトマネジメントをすることが多かったです。5年間勤めた後に、宮崎に移住してきました。
移住後は宮崎の会社でWebエンジニアの仕事をしていたのですが、2018年にフリーランスに転向し、今は個人でWebエンジニアの仕事をしています。
ーーありがとうございます。友洋さん、お願いします。
洋 僕は新卒でアクセンチュアというコンサルティング会社に入りました。その会社ではシステム開発のプロジェクトマネジメントや新規事業の立ち上げに携わらせて頂きました。
4年前に妻と宮崎に移住してからもコンサルティングの仕事を続けていて、今も東京にはほぼ毎週通っています。だけどコンサル一本ではなく、もっと多様な仕事がしたいと思うようになり、エンジニアリングも始めました。Webシステムの開発などに携わってます。歴としては3年ほどとまだ浅いので、分からないことがある時は妻に質問しています。
現在の仕事の内訳としては、7割くらいがコンサルの仕事で残りの3割くらいが開発の仕事ですね。
ーーありがとうございます。友洋さんが「コンサル以外の仕事をしたい」と考えた時、開発以外の仕事も選べたと思うのですが、なぜ奥様と同じ開発のお仕事を選んだのでしょうか?
洋 もともと開発の仕事には興味がありました。コンサルの仕事だと自分で開発をすることはできなかったので、いつか自分でもやってみたいなという思いはあったんです。
そして移住後、友人と一緒に新しいビジネスを立ち上げることになった折に「自分でシステムを作れるようになろう」と思い取り組んだのがきっかけです。
あとは、エンジニアってリモートワークに向いている仕事というか。あまり場所を選ばない仕事だと思うので『宮崎で暮らす』という今の生活スタイルに合っていると思ったことも理由の一つです。
いつでも質問できる人(妻)が身近にいたこともありますし、自然な成り行きでそうなりました。
ーー東京から宮崎に移住した経緯を教えてください。
洋 クライミングがきっかけですね。
恵 移住前に何度かクライミングをしに宮崎へ足を運んでいたんです。その際に宮崎の気候や文化が合っていて住みやすそうだなぁと感じました。ーー最初に宮崎に来たきっかけはお友達の紹介だったんですか?それとも岩がよかったからとか…?
恵 そうそう!宮崎の岩はホントに有名なんですよ。
ーーお二人とも関東出身なのに、どうして移住するまでの決断ができたのでしょうか?すごいなぁと思って。
恵 もともと、どこかに移住したいって話はしていたんです。いつかどこか地方に移住できたらいいねぇって。
洋 うん、そうだね。
恵 そんなときに、宮崎で「ビビっ」ときて。
洋 確かに、直感みたいな感じだったかな。
恵 だから、大決断をしたというよりは、流れとしてこうなったという感じですね。ーーダメだったら戻ればいっか!みたいな…?
恵 そうそう!そういう感じで移住を決めました。
ーーお二人の馴れ初めも少しお伺いしてもいいですか?
恵 馴れ初めはクライミングと言えばクライミングかな?私が先にやっていたけど、夫ももともと興味があったみたいで。それがきっかけで仲良くなりました。
ーーえ〜!友恵さんの方が先だったんですね、逆かと思ってました。
恵 そうなんです。でも、あっという間に夫に追い越されちゃったんですけどね(笑)
ーーお二人は結構長いんですね。
洋 2011年から一緒にいるので、今9年目ですね。
ーーご結婚されてから何年目くらいで宮崎にいらしたんですか?
洋 割とすぐ、2年目くらいです。だから結婚生活としては宮崎に来てからの方が長いんですよ、東京より。
ーーATOMicaに最初に来たきっかけはなんでしょうか?
恵 最初の1回目は、なんだろう。一回くらい行ってみようか、という感じでしたね。
ーーもともと家以外の作業場を探してらっしゃったとか…?
恵 探すってほどじゃなかったかな、基本は家でいいと思っていました。でもせっかく新しいところができたみたいだから、一回くらい行きたいよねぐらいの感じで。
ーー初めての利用から、入会を決めるまでは?
洋 「週に一回くらい街中行く?」みたいな感覚で入会を決めました。基本は家でいいけど、気分転換になっていいかなと思って。
ーーお二人は家にいるときも一緒に作業すること多いですか?
洋 作業場所は一緒ですね、やってることは別々ですけど。
ーーATOMicaにいらした際も、隣同士に座って作業されてますね!(私、キラキラした眼差しを向ける)
洋 わざわざ遠くに座る必要もないかなって。
恵 あはは、そうだね。ーーいつも仲良くて素敵だなって、カウンターから微笑ましく見させてもらってます。
恵 ありがとうございます。
ーーATOMicaに通い出して気に入っているポイントや、これがあったから通っているという理由はありますか?
恵 ATOMicaの空間は結構好きで。窓がおっきくて明るいし、広々とした室内やインテリアの雰囲気など、落ち着いていていいなって思います。
私はフリーランスなので基本は家での作業がメイン。在宅ワークだと、朝のきちんとした身支度や通勤の時間がないということをメリットに感じているのですが、その一方でこれでいいのかなぁなんて思うこともあるんです(笑)
ATOMicaに通うようになって、週に一回くらいはオシャレとメイクを楽しんで出掛けられているいうのはいい習慣ができたかなと思っています。
あとは、街中の美容室に通っているのでATOMicaでの作業の合間に行くこともあります。今は毎週金曜日に来ているので、街中の用事は全部その日に済ますようにしていますね。
ーーATOMicaに期待する点はありますか?
恵 もう少しいろんな方がいたらいいなと。
洋 今は、まだ人が少ないように感じますね、良くも悪くも。ーーおっしゃる通りですね。ATOMicaの認知をもっと広げてより多くの方に利用していただけるようにがんばります!
ーーお仕事について、もっとお話聞きたいです。今後について、何か考えていることはありますか?
洋 移住後に二度ビジネスの立ち上げをしているのですが、また新しいことにチャレンジしたいと考えています。もうすでに動いてはいますが、自分たちのサービスを作りたいんです。
恵 そうですね、自分たちで作ったビジネスを成功させたいねということは、常々2人で話しています。
洋 ただ、毎日やらないといけない仕事もあるので、どうやって時間を作るかですね。なんでもそうですけど、思うようには進まない。
ーーお二人で会社を立ち上げる可能性もありますか?
恵 「会社を作る」と言うところは二人とも重要視していなくて。なにかプロダクトやサービスを作って世に出したいという思いはあるし、それを出していくに当たって会社が必要だったら作るかなとは思います。
今はまだ試行錯誤している段階ですね。基本的にはエンジニアリングができるので、何かしらITに関連したサービスにはなると思います。方向性は決まっているので友人含め三人で話をしてます、もっといろいろやりたいねって。
ーー友洋さんのお仕事は、今何本柱なのでしょうか?
洋 大きく分けると3本ですね。コンサルの仕事とエンジニアの仕事と、妻&友人とやってる新規ビジネスの立ち上げと。
ーー友洋さんはいろんなことを同時にできるタイプなのですね!すごいなぁ。
恵 あぁ〜、そうかもしれないですね。
洋 そうかもしれない(笑)
恵 エンジニアリングとコンサルティングは頭を使う部分が違うから、コンサルティングで疲れたらエンジニアリングでちょっとリフレッシュみたいな、きっとそんな感じなんじゃないのかな?ーー友洋さんは、コンサル一本でやっていた時と今の感じはどちらの方が好きですか?
洋 今の方が好きですね。何をやってもいいから。でもそれはコンサルの仕事がどうこうっていうより、フリーランスっていう働き方が合っていたんだと思います。
ーーお二人が出会った頃からお互いにフリーランス願望があったのでしょうか?
恵 あぁ〜。いや全然。
洋 全然なかったですね。移住する際も、宮崎で就活しましたよ!ーーそうなんですね!じゃあ、気付いたらこうなっていた…?
洋 そうですね。なので、フリーランスへの強いこだわりがあったわけではなく、例えばもし、前働いていた会社に宮崎支社があったら、そこで働いていたかもしれませんね。
2月に開催したATOMicaフリーランス交流会での一枚。友恵さんに登壇して頂きました!
ーーお二人は毎週末クライミングに出掛けてらっしゃいますね。週末のインスタのストーリーいつも楽しみにしています。
洋 そうですね、毎週行ってます。県内だったら日之影や延岡の比叡というところで、熊本・鹿児島・大分に行くこともあります。でも、10回中7〜8回は県内かな。
ーークライミングについて少し教えていただけますか?
洋 話が専門的で伝わりにくいかもしれません(笑)
ーーおぉ、では初心者にもわかるような内容でお願いします(笑)
恵 私たちがやってるのはクライミングの中のボルダリングという種類なんです。ボルダリングはロープなどを使わずに、下にマットだけ敷いて2〜5メートルくらいの高さの岩を登ります。
同じ岩の中にいくつも課題(ルート)が設定されていて、それぞれの課題に「級」や「段」のグレードがつけられているので、より難しいグレードの課題を登れるように日々トレーニングに励んでいます。
ーー級や段があるとは知りませんでした。お二人とも日頃からトレーニングに励んでいるとは素晴らしい。
恵 そうですね、特に夫はしっかりトレーニングしています。
洋 二人でクライミングジム(室内でクライミングができる施設)に通ってますよ。ーーえ?お二人は一体どういうスケジュールなのでしょうか?!(驚)
洋 クライミングジムは平日の夜に行ってます。週に1〜2回ほど宮崎市内や都城のジムに通って、週末は遠出して岩に登る流れですね。
ーー友洋さんは毎週東京出張もある中で…!すごいです。
洋 出張中に、東京でクライミングジムに行くこともありますよ。
ーーお二人とも本当にボルダリングはが好きなんですね!
洋・恵 はい、とても好きです(笑)
ーー夫婦でそれほど打ち込める共通の趣味があるってすごく強みですね。そりゃあ、仲もいいよなぁって思っちゃう。やっぱり出会った時にビビッときたのでしょうか?(笑)
洋・恵 んー(笑)
洋 でも一目惚れって感じでもなくない?
恵 うん、でもないね。なんか友達から始まって徐々に仲良くなりました。ーー美男美女夫婦なので一目惚れしてもおかしくないと思うのですが!
洋 そもそも「この人だ!」て、一目惚れしたことがないかもしれません(笑)
恵 確かに。でも、付き合ってしばらくしたら「あぁこの人と結婚するんだろうな」って思いましたけどね。ーーその大きな要素はクライミングですか?
恵 クライミングもそうだし、全般的に気が合いましたね。一緒にいて居心地がよかった。ストレスがないんです。
ーー素敵…( ;∀;)
ーーお二人の今後の目標や夢を教えてください。
恵 クライミングの目標としては2段くらいのグレードをちょくちょく登れるようになりたいです。
洋 2段を登れる女性はあまりいないんですよ。ーーこれからチャレンジしたい岩はありますか?
洋 ありますね、お互い。
恵 目標は常にいくつか設定しています。あのエリアならあの岩、みたいに。あっちこっちでトライしてます。常に繰り返しです。
洋 「先週はこの岩を登ったから、今週はあの岩チャレンジしたいなぁ」とか。お互いの希望をすり合わせて週末に行く場所を決めていますね。ーーお二人のデート=岩ですね(笑)
恵 そうですね、完全にそう(笑)
ーーお仕事面はどうでしょう?
洋 仕事面でいうと、大きい夢ってないかもしれない。一年後は何が起きているか想像つかないので、その時々で面白そうなことをやる、という感じですね。
ーー夫婦揃って『常に“ 今 ”を楽しんでいる』ところが合っているように感じます。
洋 …そうかもしれない。んー。どうなんだろう。
恵 夫が言うように、人生における大きな目標はないかも。直近1年以内にしたいこととかはあるけど。ーー常にその時の流れで二人の未来を作っているんですね。
洋・恵 うーん、どうでしょう(笑)
ーー言葉に表せない部分も、お二人の中では共通の認識として自然と絆があるんですね。いろんなバランスがちょうど良いように見えます。
ーー私、個人的にお二人が好きです。夫婦二人だけって、すごく憧れがあります。澤井夫妻の関係は本当に理想的。絆を感じるし、お二人を見ているだけで心が和みます。大人二人って楽しくないですか?
恵 楽しいですね。
洋 なんの計画もしてないので、未来はどうなってるかわからないけど、今のところはこのスタイルを楽しみたいって思ってます。
恵 そうですね、現時点では。ーーこれからもぜひ、お二人らしいスタイルを楽しんでもらいたいです。本日はありがとうございました!
インタビュー・文・写真
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ATOMica 黒木佑貴乃 -
ATOMica卒業生のご紹介 〜陶芸家・畠田光枝さん〜新しいお客様に作品を見てもらえた。
皆さん、こんにちは♪VIEW MORE
ATOMicaの黒木です。今回は初めての試みとして、
『ATOMica卒業生のご紹介』
をしたいと思います♪
なんで卒業生を紹介するの?
ATOMicaを卒業されたメンバー様も
私たちにとってはとても大切な仲間です。これからのさらなる活躍を願って
私たちからの応援の気持ちも込めて
この企画を設けました。記事を通して、一人でも多くの方に
卒業生の活躍を知っていただきたいです♪(内容盛り沢山になったので前編と後編に分けてお届けします!)
今回ご紹介する
卒業生陶芸家 畠田光枝さん
東京都板橋区生まれ
1999年に森岡成好氏に弟子入り。
現在は宮崎県国富町に
「ヌプリ窯」を構え
創作活動を行う。会員様のご紹介で
(左)柏田さん(右)畠田さん
畠田さんは最初、お友達の柏田ひろみさん(ATOMica会員様)に会うためにATOMicaへいらっしゃいました。
“ATOMica”が目的でいらしたわけではなかったんです!(笑)
だけどちょうどその頃、作品展やギャラリーなどで販売していたこれまでのスタイルから、作品をもっと広めるために「自分でも何かできないか」と模索されていたそう。
ATOMicaへ初めていらしたその日に、持参されている作品を見せていただく機会をいただきました。
陶芸家の方がATOMicaにいらっしゃることは初めてだったのですが、畠田さんの作品の特徴や、その想いを聞いているうちにだんだんと話が盛り上がり、気付けば「作品を展示しませんか?」という流れになり(!)
畠田さんはその日のうちにATOMicaへの入会を決めてくれたのでした。
陶芸家がコワーキングスペースに入会!!
陶芸家の方が“コワーキングスペース”に入るってきっと前例がないと思ので不安と期待の入り交じる入会だったと思います。
お友達の柏田さんも「本当に入会するの?」と何度も確認されたとか?!
だけど、畠田さんにとっては、ちょうどタイミングの合った「新しいチャレンジ」となったようです。
ATOMicaに作品を展示したことでこれまでとはちがったお客様に届けることができました♪
館内に作品を展示したことで畠田さんの作品はたくさんの方の手に渡りました。
2月のフリーランスイベント時には作品をご提供いただいてみんなでおいしくビールを飲んだのもいい思い出です。
フリーランス交流会は約30名の参加があり
Webエンジニア、税理士、コンサルタント、イラストレーター、整体師、パーソナルジムトレーナーetc…
たくさんの業種の方に作品を知ってもらうことができました!
また、展示していた作品は購入可能だったのでイベントでATOMicaに来ていた東京のデザイナーの方が購入して持ち帰ったなんてこともありました。
これらの新たな販売スタイルは畠田さんにとっても大きな気付きになったそう。
前編まとめ
ATOMicaへの入会はどんな職業の方でも大歓迎です!
今回の、陶芸家・畠田さんのように作品を展示することも可能なので
「ATOMica使ってみたいなぁ」
という方は、気軽に見学にいらっしゃってください。
そして「こんなことがしたい!」という熱い思いをスタッフに語ってください(笑)
可能性を一緒に見つけましょう♪
ATOMicaの紹介制度について、詳しくはこちらからどうぞ♪
では、後編へ続きます。
宮崎のコワーキングスペース
ATOMicaでは
新規会員様を募集しております!お問い合わせはこちらからどうぞ♪
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ATOMica宮崎
MIYAZAKI
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