イベントレポート
新潟と子どもをつなぐ「地域共創型」の新しい"自由研究" assemble長岡で『みんなで創るわくわくパン自由研究』を開催!
長岡の人気ベーカリー「MARCIAN」協力のもと、約20人の小学生が”長岡パン”を考案! 意外な〇〇を使ったパンを考えたチームが優勝に!?

現役高校生が委員長を務め、長岡の活性化や賑わい創出、魅力発信等を行う「ひと×まち創造委員会」と化学反応を起こす長岡発となる新たなコミュニティスペース「assemble(アッセンブル)長岡」は、2025年7月20日(日)、夏休み期間中の小中学生を対象に、長岡の人気ベーカリー「MARCIAN」と協力して、新潟と子どもをつなぐ「地域共創型」の新しい"自由研究"として『みんなで創るわくわくパン自由研究』を開催いたしました。
長岡市の人口は、直近10年間で約2万人減少(令和6年7月現在)しているとともに、全国的にコロナ前に比べ青少年の体験活動の機会も減少(※1)しています。本イベントはこうした課題を踏まえ、子どもたちが主体的に地域と関わりながら、長岡の活性化をめざす機会を創出するために、現役の高校生が委員長を務める「ひと×まち創造委員会」が中心となって企画しました。
当日は、約20人の子どもたちが参加し、小学生から高校生の子どもと大人の多世代混合の5チームで地域の魅力を詰め込んだ“長岡パン”づくりの企画に挑戦。
それぞれのチームでは、自由で活発な議論が繰り広げられ、最終的には審査員の前で子どもたちが考えたアイデアを発表し、優勝チームを発表。会場は一日中、子どもたちの熱気に包まれました。
※1 青少年の体験活動等に関する意識調査(国立青少年教育振興機構)
■約20名の子どもたちが熱狂! 長岡愛あふれるアイデアが次々誕生。
グループワークでは、MARCIANの”ふくちゃん”こと福崎さんによるデモンストレーションをヒントに各チームで「長岡で有名なたべもの」×「長岡で有名な人・文化・歴史・場所」を組み合わせた”見たことがないパン”を考えました。
長岡花火から生姜醤油ラーメン、山本五十六まで。ファシリテーションを務める大人も驚くような、長岡らしさあふれる独創的なモチーフが次々と誕生し、チームで協力しながら、味や形、パンに込められたストーリーなどのアイデアをまとめていきました。

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また、最終的には手や道具を使いながら紙粘土で考えたパンの模型を制作。チームで協力して試作品を作りながら、活発に話し合うシーンが各所で見られました。

■全5チームから”見たことがない長岡パン”を発表!大人が気づかない〇〇なアイデアも。

①はなび女子チーム
花火の驚きを裏返しで演出!「花火パン」
![]() | カスタードクリームと花火パイを交互に重ねた層状パン。裏面に〈長岡〉と彫字し、「ひっくり返した瞬間にビックリしてほしい」と仕掛けました。米粉を採用し、青いラインは信濃川をイメージ。審査員からは「既製菓子を大胆に組み込む発想が斬新」と高評価を獲得しました。 |
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②長岡ファイアーワークス
雪だるま × 長岡花火 「花火だるま」
![]() | 米粉+笹団子風味の緑色生地を土台に、雪だるまモチーフを中央へ配置。越後姫ジャムとブルーベリーで彩り、花火の華やかさを表現しました。雪だるまの“目”の成形に苦戦したものの、完成度の高さに会場からどよめきが。審査員も「商品化レベル」と絶賛しました。 |
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③チームガチ勢
SDGs仕込みのワクワク尽くし!「なっちゃん風シークレットパン」
![]() | 見た目だけでは中身がわからない“わくわくパン”。着色料を使わず、具材そのものの色で彩ることでSDGsを意識しました。中身は最後まで非公開とし、食べる瞬間までドキドキを演出。メンバーは「繊細作業」「台本制作」など得意分野で役割分担し、発表でも本気度をアピールしました。 |
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④こはちゆチーム
ラーメン丸ごとIN!大きくてボリューミー 「びっくりパン」
![]() | 生姜醤油ラーメンを“器”役のパン生地に封入し、上部に長岡花火の蓋パンをセット。蓋を外せば麺をずるり、かぶりつけばボリューム満点という二刀流スタイルです。直径12 cmのケーキサイズでシェア利用も想定。「ラーメン愛がほとばしる柔軟な発想」と審査員を驚かせました。 |
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⑤マジコイチーム
20分の1で色違い!鯉と花火が跳ねる「花火がら錦鯉パン」
![]() | ガンジー牛乳生地にイチゴなどのフルーツで錦鯉の斑紋を描写。花火会場で片手で食べることができるスティック形状を採用しました。朝限定の苺ジャム入り仕様も用意し、さらに“レア色”が20本に1本混ざるガチャ的要素も。マーケティング戦略まで語り、審査員から「感動した」との声が上がりました。 |
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■「こはちゆチーム」が見事優勝!ラーメンを丸ごと包み込んだ『びっくりパン』を企画
発表会終了後には約30分の審査タイムが設けられました。審査員は各チームの独創的なアイデアと素敵な発表に頭を悩ませましたが、ラーメンを丸ごと包み込んだ『びっくりパン』を提案した「こはちゆチーム」が見事優勝しました。
生姜醤油ラーメンのスープを練り込んだ器状の生地に麺と具材を収め、蓋付き・蓋無しの二通りの食べ方を提示した発想力とプレゼン力を高く評価しました。

嬉しそうな子どもたちに、審査員のふくちゃんからは「抜群に飛び抜けた発想」と称賛。表彰式では、ひと×まち創造委員会と株式会社MARCIANより賞状が授与され、MARCIANからは焼き立てのパンが届く特別なハガキがチーム全員にプレゼントされました。
◎お昼ご飯にはみんなで「MARCIAN」のパンを食べました!

・MARCIAN sweet bread from 新潟:< https://www.marcian.co.jp/ >
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◼︎ひと×まち創造委員会について
「ひと×まち創造委員会」は、新潟県長岡市の活性化、賑わいの創出、そして地域が持つ多彩な魅力の発信を推進することを目的に、2025年4月に設立されました。普段はなかなか交わる機会のない大人と高校生たちが世代の垣根を越えてチームとなり、現役の高校生が委員長を務めます。これまでに長岡で活躍する方々を中心に地域の魅力を集めた「食健美創マルシェ」を開催するなど、今後も長岡のポテンシャルを最大限に引き出し、その魅力を地域内外へ発信していくことを目指しています。
・「assemble長岡」ウェブサイト: <https://assemble-nagaoka.atomica.co.jp/ >
assemble長岡は、年齢や属性に関係なく、長岡に関わる人々や企業が気軽に交流し、利用者にとって楽しみでワクワクする出会いを生み出 し、長岡発の新たなビジネスや起業家が生まれるきっかけとなることを目指しています。約60席のコワーキングエリアと2つの会議室をはじめ、利用者様同士の交流を促すフリースペースやフォンブース、スクリーンやプロジェクターが完備されたイベントスペースをご利用いただけます。その他、高速Wi-Fiやプリンターなどオフィス設備も充実しており、効率的な仕事が可能です。
・assemble長岡 WEBサイト: https://assemble-nagaoka.atomica.co.jp/
【施設概要】
名称:「assemble(アッセンブル)長岡」略称:アッセンブル
場所:〒940-0062 新潟県長岡市大手通2-4-5Wiseビル 3F (旧:BiCビル)
営業時間:平日10:00〜23:00 ※最終受付18:00
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