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ATOMica、小牧市高校生向けに起業家6名登壇の「探求学習プログラム」を実施へ

2025年8月に名古屋市STATION Aiなどで3日間開催予定

#ニュース#プレスリリース
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 ソーシャルコワーキング®︎スタートアップの株式会社ATOMica(本社:宮崎県宮崎市、代表取締役:嶋田 瑞生、南原 一輝、以下「ATOMica」)は、愛知県小牧市と連携し、高校生を対象に起業マインドを育む「探求学習プログラム」(小牧市市制70周年記念事業)を2025年8月6日、7日、20日の3日間にわたり実施します。


 本プログラムは自己分析、起業体験、成果発表という3ステップで構成されており、全国で活躍する6名の起業家が参加予定です。現時点で起業に明確な意志がない生徒にも、起業という選択肢を自然と意識するきっかけを提供し、高校生の将来の可能性を広げることを目的としています。


 最終日には、名古屋市のSTATION Aiホールにて成果発表会を開催予定です。参加生徒が、3日間の経験を通じて得た気づきや想いを、自らの言葉で発表します。


※本リリースでは、「探求学習プログラム」という名称を尊重し、本プログラムに関する記載には「求」の字を使用しています。


・「探求学習プログラム」公式ページ:https://www.city.komaki.aichi.jp/admin/soshiki/chiikikassei/syoukou/1/tankyu/48529.html


■実施の背景

 2022年度から高等学校で「総合的な探究の時間」が必修化され、生徒が課題設定・調査・発表に取り組む探究型の学びが全国で本格的に始まりました。また、大学入試においても、探究意欲や学びへの目的意識を評価する「総合型選抜入試制度」を採用する大学が増加しており、文部科学省の調査によれば、令和6年度には、当該制度を採用している大学は全体の85.6%にあたる670校、制度を活用して入学した生徒は全体の16.1%にあたる98,520人にも及びます(※1)。こうした動きからも、子どもたちの探究する力や学ぶ姿勢を育てていこうという機運が、社会全体で着実に高まりつつあることがうかがえます。

※1:文部科学省 「令和6年度国公私立大学・短期大学入学者選抜実施状況の概要」(2024年11月27日)


 一方、学校現場では指導体制や教員負担に関する課題が指摘されるようになってきています。リクルート進学総研の調査によれば、調査対象の高等学校のうち82%が、総合的な探究の時間の課題を「教員の負担の大きさ」であると回答しており(※2)、学校内の限られたリソースで探究を支えることの難しさが浮き彫りとなっています。

※2:株式会社リクルート リクルート進学総研「「高等教育改革に関する調査2024」報告書」(2025年1月9日)


 このような流れの中でATOMicaは、これまで起業や地域課題解決をテーマにした探究プログラムを展開し、学生たちの学びを実社会へつなぐ取り組みを続けてきました。今回、その知見を活かし、高校生が起業を実践的に学べる「探求学習プログラム」を企画しました。

過去にATOMica宮崎で開催した探究学習プログラムの様子

■「探求学習プログラム」概要

 本プログラムは、自己理解から始まり、全国で活躍する6名の起業家との対話や起業体験を経て、成果を自らの言葉で発表するという3ステップで構成されています。現時点で起業に明確な意志を持っていない高校生に対しても、起業を特別なものではなく、「自分にもできること」だと感じられる機会を届けたいと考えています。プログラムでの経験を通じて、高校生たちの可能性がより一層広がることを期待しています。


◆開催概要

日程:2025年8月6日(水)、7日(木)、20日(水)

会場:下記の通り

 Day1:小牧市中部公民館1階 こまき新産業振興センター セミナールーム

 Day2・3:STATION Ai(名古屋市)

対象:小牧市在住・在学の高校生

主催:愛知県小牧市

企画・運営:株式会社ATOMica

登壇起業家:下記の通り

 株式会社TreyLink 代表取締役 CEO 田場小 裕二氏

 ピノベーション株式会社 代表取締役 鳥羽 伸嘉氏

 株式会社AgeWellJapan CEO 赤木 円香氏

 株式会社ソラマテリアル 代表取締役 大里 智樹氏

 株式会社U-MAP 代表取締役 西谷 健治氏

 株式会社ATOMica 代表取締役 嶋田 瑞生


◆プログラム構成(予定)

Day1|キックオフ・自己理解ワークショップ

 自己理解を深めるとともに、起業家を身近に感じることができるワークショップを実施します。

Day2|起業体験ワークショップ

 パネルディスカッションやランチで、高校生が起業家と直接交流します。その後、事業アイデアを形にするワークショップに挑戦します。ワークショップでは、起業家がアドバイザーとして各グループの議論を見守ります。

Day3|成果発表会

 STATION Aiホールにて、各グループが2日間のプログラムで得た成果を発表します。起業家からのフィードバックを受けます。