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清掃業界×社会課題をテーマに新規事業の立案に挑戦!(株式会社グローバル・クリーン)

2022年8月からの約3ヶ月間、株式会社グローバル・クリーン様とともに、「COYAGE INTERNSHIP」を実施しました。

◾️参加企業・自治体

・株式会社グローバル・クリーン

宮崎県日向市に本社を構え、全国にも進出しているビルメンテナンス会社(清掃業)。“人に優しく、地球に優しく、すべては「きれい」のために”という理念のもと、SDGsなどの社会の課題に挑戦し続けています。

https://globalclean.co.jp

◾️事例概要

本プロジェクトのテーマは、「清掃業界×社会課題での新規事業の立案」です。学生とグローバル・クリーンの社員様が一丸となり、さまざまなリサーチや議論を経て、清掃業界の特徴と社会課題を結びつけた新たな取り組みを提案しました。

◾️プロジェクト詳細

本プロジェクトの詳細は、当時の参加学生とグローバル・クリーンの社員様へのインタビュー形式でご紹介いたします。プロジェクトを無事成功に収めた裏側で起こっていたことや、インターンシップを通じて得られたことなどについて、幅広くお話を伺いました。

・参加学生A(長崎大学4年)持永さん

・参加学生B(宮崎産業経営大学4年)大村さん

・グローバル・クリーン社員C(社会人1年目)本田さん

・グローバル・クリーン社員D(社会人2年目)永友さん


▼軌道修正を繰り返し、社員と学生が一丸となり発案した新規事業

・3ヶ月間のプロジェクトスケジュール


ー2022年8月からの3ヶ月間、長期に渡るプロジェクトお疲れさまでした!今回はどのような新規事業を立案されたのでしょうか?

(学生B)今回、私たちは高齢者向けの「整理整頓×見守りサービス」を新規事業として提案しました。高齢化に伴う空き家や孤独死といった社会課題に着目し、遠く離れた親族にもご安心いただける、生前整理のお手伝いをするサービスです。単なる清掃にとどまらず、クリーンの力で心地良い暮らしを実現するためのサポートをすることが、提供内容です。




ーこのような新規事業の立案に至るまで、一筋縄ではいかないさまざまな困難があったのではないでしょうか。

(社員D)はい。最初は、清掃業界のコンサルタントに特化したサービスなどを発案しましたが、最終的な提案に着地するまでに何度も軌道修正を行いました。講義中に出てきた分析方法を用いて、弊社の強みであるクリーンコンサルで新規事業を提案しましたが、収益性と社会課題解決との結び付けが難しく、一度アイデアを練り直したのです。

そこから、インターンシップのサポーターの方に実現可能にするためのアドバイスをいただき、結果として見守りサービスを発案することができました。細かい数字など難しい内容も多いなかで、諦めることなく全力を尽くしてくれた学生さんのおかげで立案できた事業内容です。


(学生A)私の場合、これまでインターンシップに参加したことがなく、チームでの取り組みや、新規事業の立案は初めての経験でした。初回の講義で、新規事業を考えるための市場調査や分析の方法を学び実践し、チームでアイデアを出し合い事業計画書を作成するなど、想像以上にやるべきことが多く、正直「けっこう大変だな」と感じましたね。

しかし、毎週の講義以外にも、Slackのやりとりやミーティングも活発的に行い、チーム一丸となって挑戦し続けることができました。回数を重ねるほど、メンバー同士の信頼関係が生まれ、全員が「より良いものを作ろう!」と高め合う最高の雰囲気の中でプロジェクトを成し遂げられたと思います。



▼積極的に参加したインターンシップで身についたスキル

ーそもそも、インターンシップに参加したきっかけは何でしたか?

(学生A)グローバル・クリーン様から内定をいただいた際に、今回のインターンシップを紹介されました。インターンシップというと、会社で職業体験を行うイメージでしたが、今回のCoyageインターンシップはまったくの別物でした。別の大学の学生と協力しながら、社員さんともフラットに議論するワークショップ形式のインターンシップで、私は楽しみながら成長できたと思います。

ー「成長できた」という点について、具体的なエピソードを教えてください!

(学生A)はい。インターンシップでは、毎回、チームごとに業界分析や市場調査について課題の発表を行うのですが、私は元来、人前で話すことが苦手でした。しかし、毎回の発表で自分の考えを具体的に分かりやすく相手に伝えようと意識した結果、そのような苦手意識が薄れたと感じています。今後、働く上で、さまざまな人の前で発表する機会が多くなると思いますが、この経験を活かし積極的に発言していきます。

また、毎回の講義では、チームメンバーの一人が議事録係として内容をまとめました。議事録は他のメンバーやインターンシップの運営メンバーにも共有され、正しい書き方の作法や要約の仕方で、分かりやすく添削していただくことができました。議事録は、社会人になれば必ず経験することだと思うので、そのような社会人スキルも事前に学べて良かったと思います。

・実際の議事録


(学生B)私は、インターンシップに参加する前に比べて、相手を説得する力が身に付いたと思います。今回、新規事業を立案する上で最も大変だったのが、収支計画の部分でした。黒字化するために何度も軌道修正を行うなかで、相手を納得させるための最大の武器が「実績に基づく数字や根拠となる資料」であることに気付いたのです。リサーチする時間は大変ですが、自分の意見を相手に説得できるよう、今後も努めていきたいです。


▼入社前にお互い関わることで得られる安心感

ーとても有意義な経験でしたね!一方で、社員さんにとっては、学生さんと一緒に関わる機会はいかがでしたか?

(社員D)私自身も1〜2年前までは学生でしたので、お互い年齢が近いからこそ、活発にコミュニケーションが図れたと思います。また、今年の4月にご入社いただける内定者と仲良くなることができ、入社前に良い関係性が築けました。内定者のみなさんには、残りの学生生活を悔いなく楽しんでもらい、4月から一緒に働けることを楽しみにしています。

(学生B)そのように言っていただき、入社するのが待ち遠しいです!就職活動中は、グローバル・クリーン様についてホームページやパンフレットでの情報しか知らず、不安でした。今回のインターンシップでは、最初の講義で自己紹介や性格診断をする機会があり、参加メンバーがどんな人かを知ることができました。そのおかげで最初から楽しくコミュニケーションを取ることができたと思います。講義以外にもミーティングをすることが多く、社員の方と積極的に議論することで、次第に距離が縮まっていきました。

また、インターンシップ中にグローバル・クリーンの税田社長から「自分が楽しくやれることを第一に考えよう」と何度も励ましの言葉をいただきました。社長の言葉から、社員の方は楽しくイキイキと働いているんだなと、実感を伴って知ることができました。



▼今後のインターン生に向けたメッセージ

ー最後に今後のインターン生に向けて、メッセージをお願いします!

(社員C)大学以外の場所でこのようなコミュニティができるのは、本当に良い機会だと思います。別の大学の学生や社会人と関わるなかで自分の役割が見つけられると思うので、参加をおすすめします。

(学生B)今回のインターンでは、学生同士の交流の場として月に一度の「ごはん会」が設けられており、私はその場を通じて他の学生と仲を深めることができました。講義中も周りの学生から良い刺激をもらい、自分の強みを見つけられたと思います。自分に自信がない人や挑戦してみたいけど迷っている学生は、ぜひ参加してほしいです。必ず、社会人になっても活かせる強みが見つかるはずです!

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